社長挨拶
実績と信頼、技術力を生かし
時代のニーズに柔軟かつ迅速に応える新しい担い手として
北九州市は、100年以上の上下水道事業の歴史を持ち、国内のみならず、カンボジアやベトナム等で上下水道の発展に貢献してまいりました。
北九州ウォーターサービスは、その北九州市の実績と経験を活かし、国内外の上下水道の一層の発展のために、北九州市を最大出資者として、平成27年に設立された「公民共同企業体」です。
上下水道は、市民生活にとって、重要なインフラです。
しかしながら、国内においては、上下水道事業を担う市町村は、人口減による料金収入の減少、施設の老朽化、深刻な技術者不足、大地震など自然災害への対応など、大きな課題を抱えています。
このままでは、将来的に事業を継続できない恐れがあります。
また、世界に目を向けると、現在、約22億人が清潔な水を利用できない、約35億人が衛生的な設備を利用できないと言われています。国連は、SDGsにおいて、2030年までにすべての人がこのような状況を克服できることを掲げています。
北九州ウォーターサービスは、このような国内外の上下水道にかかる課題を関係者とともに解決し、近隣地域のみならず、日本、そして世界に貢献してまいります。
株式会社北九州ウォーターサービス
代表取締役社長
山本 浩二
経営ビジョン
企業理念
北九州市と国内外の上下水道事業体の発展と豊かな水環境の創造を支援する、
新しい担い手となる。
果たすべき責務
北九州市上下水道事業の
経営基盤強化の支援
北九州市の外郭団体として、維持管理の時代を迎えた北九州市上下水道事業の持続性確保とさらなる発展に貢献します。
福岡県北部の上下水道事業体を
広域的に支援
北九州市上下水道局とともに多様な形態による広域連携を推進し、福岡県北部の上下水道事業体の事業運営を広域的に支援します。
北九州市の海外水ビジネスの
推進
株式会社としての経営の柔軟性や迅速性を活かし、北九州市の海外水ビジネスを推進します。
経営方針
- 公的責任の確保
- ライフラインの維持管理を担う主体として、局と一体となって安全で安心な水の供給と公衆衛生の向上及び公共用水域の水質保全に貢献します。
- 自立経営の確保
- 株式会社として、自立した健全経営を堅持します。
- 上下水道技術の継承と発展
- 上下水道技術を継承するとともに、維持管理の時代の担い手としてさらに発展させ、我が国全体の上下水道技術力の維持と発展に貢献します。
- 柔軟で迅速な経営体制
- 経営環境の変化や、社会的要請及びビジネスニーズの多様化に柔軟かつ迅速に対応できる経営体制を構築します。
- 上下水道事業体との対話の重視
- 福岡県北部の上下水道事業体及び海外都市の声に積極的に耳を傾け、各事業体の経営環境特性に応じた多様なサービスを提供します。